イシスの息吹

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色んな関所

我が家には、駅までの一本道を見渡せる「関所」と呼ばれる窓がある。 ここはキッチンの窓なのだが、お料理をしながらこの窓のそとを見るのが、密かな楽しみとなっている。

そこには色々なドラマがあった。 

毎日、黒ずくめでいつでも傘をさして1日数回見かける「謎の女」、

ベビーカーを押しながらも気取ってシャナリシャナリと腰を振り歩く「シャナリ」、

いかりやチョースケがおばさんに扮装した格好にそっくりな「イカリヤおばさん」、

窓の外を見ては「おっ、今日もシャナリ気取ってるねー。」などと家族の会話が盛り上がる。

しかし、平和な風景だけが見えるわけではない。 先日は、見てミニスカート(と言いたくなるくらいツンツルテン←死語か?のスカート)をはいた女子高生の後ろを、やけに長い望遠レンズをつけたカメラを持った男がそーっとつけてきて、まさに家の真下でしゃがみこみシャッターをきろうとした! その途端にガラッと窓を開け「ちょっと何撮ってるのよ!」と叫ぶと、その男(結構普通の男だった)は、この期に及んで「この子を撮ってるのじゃないっすよ。」と言うが、あのアングルで「その子」以外に撮れるものは、我が家の愛車のタイヤ以外にないだろ! と言おうとしたが、そそくさと逃げていった。 私の叫び声を聞いて家族は、「仕返しされたらどうする!?」「いつか刺されるぞ!」と一応止める。しかし、どうして言わずにいられようか すぐさま警察に電話してこの件を伝えようとした、しかし、警察署ときたら、係が違うとか何とかかんとか言って、終いには電話を切った! しかし、自分の街を守るのは一人一人の力 と熱い思いを持っている私は、キッチリと 交番の交代時間に自転車に乗っているおまわりさんを捕まえて 事細かにメモを取らせ、街の安全を約束させた。

話は変わるが、毎日腹立たしいニュースはあるが、これは群を抜いてあきれたニュース。

BSE問題で内閣府食品安全委員会の「プリオン専門調査会」のメンバー12人のうち、半数の狂牛病の危険性を訴え続けて来たメンバーたち6人が、3月末日をもって辞任したらしい。

おそらく SRMさえ除去すれば牛肉の安全性は確保できると言っていて、それで危険は回避できると言う科学的根拠はまったくないのに、「OK」と言っちゃって国の貿易とか経済とかにしか重きをおいていない人たちに 「もうやっていけない。」と思ったのであろう。 しかも、あらんことか危険部位まで輸入してたんだもの。 そして、舌の根も乾かぬうちに香港へも危険部位を持ち込むアメリカってどうなってるのとも思うし。

本当にいいのでしょうか? こんな事で。  辞める事でしか自分の意見表明できなかった 心ある人たち。 「辞めてくれてよかったー」ときっと思っている政府の守銭奴たち&腰巾着。 エイズに対する対処でで煮え湯を飲んだ事を忘れたのか!?

もし今度輸入再開をするときには 是非とも ブッシュと小泉首相に 血の滴る米国産牛肉で作ったオーソブッコを美味しそうに味わう所を見せてもらいたいものだ。(あっ でも脳の良心をつかさどる部分はもうスカスカかも)

政府の食に対する関所は甘アマだが、 今日もわが街の安全を祈りつつ、「関所」で見張る私であった。