イシスの息吹

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贈り物

一日の終わりに青森ヒバの香に包まれながらシャンプーすると、「良く一日頑張ったね。。」と自分に優しい気持ちになってくる。 シャンプーの泡と共に 何とも言えないヒバの香に体中が包み込まれ、喧騒の中ざわついたようなエネルギーがスーッと自分の中に降りてくるような気がする。 贈ってくれた人の心遣いを感じられる一瞬だ。

伊勢を旅した友人からも 「神都麥酒」という伊勢の地ビールをいただいた。特別な時に飲もうと思って 取っておいたものだったが、 やっとその時がおとづれプルトップを開けた。 「これがビール?」と思うほどの芳醇な香と、舌の上にさらっと泡が転がっていくさまは 花びらをなでているかのように繊細で品のよいものであった。 

お菓子の専門家からもたびたび飴をいただくが、中野の小さな手作り飴やさんが作った[papabubble]という飴はあまりに繊細で綺麗に作り上げられていて、もったいなくてまだ飾ってある。 先日いただいた、栄太郎の「太陽のウィンク」はまさに命名どうりのフルーツの妖精が微笑みかけてくれるような優しく切なくなるような飴だった。

どれも、絶対に今度は自分でも買ってみよう! と思っているが、 自分で買った味わいと、いただいたものの味わいは違っているような気がする。 贈り主の「この人は、どんなものが好きかな?」とその人の人生の中の貴重なその一瞬が これらの贈り物には籠められている。 その貴重な時間も味わいのなかに感じられるからこそ、貴重であり、美味しいのだろう。 私も、そんな贈り物が出来るような奥行きのある人生を歩みたいものだ。

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