イシスの息吹

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遅ればせながら

古事記を読んでいる。(といっても角川のビギナーズクラシックでだけど、、)何だか、面白い。学生時代にこの本があったらもっと古典が好きになっていたかも。。

そんな中で、イチキシマヒメサヨリヒメが同一人物だと知った。 イチキシマヒメは日本の弁財天とも呼ばれ海の守護(The Sea Priestess?)や天川弁才天でも有名だが、サヨリヒメは瞑想の先生とのかかわりが深く、以前瞑想している部屋にいらしていた時にお目にかかった(?)。 だから、天川に呼ばれたのか! と今頃気づく私だが、こうして、日々の生活の中で一つ一つ紐解かれていく作業は何と楽しいことか! 電車の中で叫びそうになった。

やはり、かかわりが出てきたカグヤヒメもビギナーズクラシックになっているので読み始めたが、「今は昔竹取の翁というものありけり、、、」と中学の古典で初めてページを開いたときのことを思い出した。 その頃はそんなに深く気づかなかったが、「竹取の翁って、稲作中心の農耕文化のなかでは、身分の低い職業とされていたようだが、古代は、竹の強い生命力は神秘的なもので、竹で作った祭具は心霊を招き寄せるものと信じられていたと言う。 だから、神事にかかわる仕事をしていたことになると言う。おじいさんの姓である讃岐氏は、神事をつかさどる一族に属していたと言う説もあるそうだ。心霊が天を下るようにして竹に宿った、カグヤヒメの親代わりをつとめるのも納得がいく。」との事。 実に深い。 何でもないところにある宝物を発見していくことは、もしかして、財宝を探すたびに出て財宝を手に入れるよりも意外性があって面白いかもしれない。。

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