チネイザン その4(だったかなぁ)
チネイザンプラクティショナー養成講座でチネイザンのデモをさせていただいていると、
「ユキさん それは何をやっているんですか?」
「ユキさんは、今 何を見ているんですか?」
「指をどの方向に回転させているんですか?」
などなど、非常に細かい部分まで集中して観ていて質問してくださる事が
私には大きな大きな発見となっています。
なぜなら、自分が施術している時には
「ここまで入るぞ!」
とか
「今、これをやっていて 次はここ!」
「いま、私はこのレベルで臓器をを観ているから 次はこのレベルを観てみよう。」
等、一つ一つやっている事を考察しながらやっているわけではないからです。
しかし、質問に一つ一つ答えていくと
自分でも「フーン。」と思うことがあり、
自分の個人セッションがより深くなっていく事に気づかされます。
そんな中で、今一番の「フーン。」は、
『指一本』
施術をしていく中で、
「あぁ ここだなぁ。」と感じるポイントがあり、それは解剖学的に臓器の硬さや変化であったり、クライアントの表情であったり、指にかえってくる感覚であったり、様々なのですが、
クライアントの方の身体が、ポンと降ろした指を導いていってくれるのです。
実際に触れているところは「指一本」の面積なのだけれども、
身体が導いてくれる指一本の世界は、身体全体にまで及び、長い年月握り締めた精神的な何か、もしかしてDNAの中に組み込まれた遺伝的なところにまで影響を及ぼすような「指一本」になるかもしれないという面白さです。
人間の身体は果てしなく深く、興味の尽きない宇宙なんだなぁ と日々感じさせてもらっています。