スークで拉致られる。
マラケシュ最終日。
新市街に行く人たちと別れて、私は一人でジャマエルフナ広場に残ってブラブラしました。
先日は、SATCのロケがあったそうで、スークの中にはその中で作られたセットがそのまま残っていました。
そういえば、アイト・ベン・ハッドゥにも映画のロケのセットがそのまま残されていたし、ほかの国ならば「いくらなんでも取り壊すでしょ。」と思うと思うけれども、モロッコの人たちのこだわりのなさは、ある意味凄い!
銀行で両替をしていると、私の前後のラテン系の女性と地元の女性がすさまじい勢いで喧嘩を始めて、あっけにとられて見ていると、現地の女性が私の手を引いて広場に。
あっという間に3人のへナ描き女性に囲まれ、お風呂のイスに座らされ、あれよあれよという間に手足に模様が。
終わってみると、8000DH(約八万円)要求されてビックリしていたら、また、そこで3人が喧嘩を始めて、ほとほと疲れたので300DH(約3000円)を渡し,そそくさとその場を離れました。
あとで、岡本先生に報告すると「拉致られたのね。」(岡本先生の言葉って面白い。)と言われましたが、山のように大きな黒い女性3人に囲まれると、さすがに怖い。
「AKBAR」という可愛く素敵なブティック(プリンセスが貸し切りにして立ちよるらしい)に入り浸り、スークの値段とは思えない可愛くない値段の洋服を買いこみ、「物欲が蘇ってしまいましたね。」と笑われてしまった。
5時からスパの予約があるので、タクシーに乗って帰ろうとタクシーを探すと、メーター扱いではなく、「50DHでなければ行かない。」タクシーの列。
コーディネーターの和田さんから「メータータクシー」に乗るように言われていたので、
道の反対側まで行って交渉するも、ダメ。
と、一人の運転手さんが、30DH(300円)で行ってくれるというので、お願いしてホテルい着いてみると、「80DH(800円)」の要求。
先ほどの女性とのやり取りで、少し学んだ私は、30DH置いて降りてきました。(和田さん曰く、「そういう時は20DH(200円)置いて『降りないぞ』とごねる。」なるほど。。)
2回目のハマムは、スパが名物のホテルだけあり、 素敵な内装。 たっぷりと2時間マッサージを楽しみました。途中、見てみると、バラの花びらでマッサージしていた。
ここでは、値段交渉しなくていいから安心。(ボディ、フェイシャル、爪で13000円くらい)
病み上がりの身では値段交渉はかなり消耗します。
&ここに生きる人たちの生命力の前で、私なんて赤子の手をひねるようなものかしら?
夜は、とってもお洒落なヌーベル・モロッカン・キュイジーヌの『ダール・モハ』へ。
とにかく繊細で美しいお料理の数々。私はフォアグラのソティをチョイス。下にはクスクスが。
このツアー、本当に考えられないくらい盛りだくさんで贅の限りを尽くしたものでした。
岡本先生は、ご自分の知りうるモロッコの素敵さを この日にちの中で目いっぱい組み込んでくださり、そこにコーディネーターの和田さんの底力が加わり、おそらく他では味わえないほど、盛りだくさんで本当にこの値段では申し訳ないほどのツアーを味わうことができました。
私は、ヘナヘナ状態でなにもお役に立てなかったのですが、参加できたこと本当にラッキーだったなぁ と思います。
岡本先生[E:heart01]ありがとうございました!
岡本先生が現地の親父たちとやり合っている姿は、本当に可愛かったです。きっと前世はモロッコでハバを利かせていたのでしょうね。
私も親父友達が欲しくなりました。