瞑想の向こう側2 (脳)
一方で、ステートオブプレゼンスと脳との関係がとても私の興味を引いた。
anadiが面接の際に脳へのアプローチをしてくれたが、
それ自体は洗練されたものではなかったけれども、どの部分にアプローチしていたのかを
自分のステートオブプレゼンスをする際に、
どの部分が活性化していくかを踏まえて、
探っていった。
インドへ行く少し前に、次女が「この本面白いから。」と、
世界史のレポートのために使った本を貸してくれた。
『ルネサンスの巨匠ミケランジェロが描いたシスティーナ礼拝堂の天井画。もっとも有名な歴史的傑作のひとつであるこのフレスコ画を見るために、世界中から人々が集まり、圧倒的な美に息をのむ。だが、キリスト教世界でもっとも神聖であるともいえるヴァティカンにあり、教皇の命によって描かれたものにもかかわらず、そこには新約聖書の人物がひとりも描かれていない。その謎を解くカギは、ミケランジェロが傾倒していた新プラトン主義、ユダヤ教やその神秘的な教義にあった。全面的な洗浄によって元の輝きを取り戻したこのフレスコ画を詳しく眺めると、ミケランジェロが眼力を持つものだけに伝えようとした、しかし、なんとしても隠さなければならなかった禁断のメッセージが見えてくる。500年後のいま明かされたその秘密とは…。巨匠の遺した秘密が500年後のいま明かされる。図版120点以上。(AMAZONBOOKデータベースより)』
とても面白くインドに持って行きたいくらいだったけれども、
重いので断念し、家に帰ってきてから再読しはじめた。
ミケランジェロの天井画の「アダムの創造」は、とても有名な作品だけれども、
cnnでも話題になったように、
その作品には「脳」の断面図が「神」の体を使って描かれている。
アダムの指と神の指が触れ合い、神の身体に繋がるところは、
脳へのアプローチの際にエネルギーが通っていく道と関連しているように思える。
また、
脳と神聖なるものとの関連性は非常に興味を引く。
(この場合、右脳と左脳という切り口だったけれども。)
そのほかにも、チベットの僧侶やカソリックの修道女が瞑想している際の脳の状態などもいくつか研究されている。
脳は、私たち人間の技術がこれだけ発展してきても、
まだまだ解明できない部分が多くのこる臓器だ。
しかも、私たちは一人ひとりその機能を自らの身体の中に持っているのにもかかわらず。
未開の地なのだ。
自らの中にある神聖を見つけるときに、
脳へのアプローチは非常に大切なポイントとなっていくように思える。
脳へのヒーリングも非常に有効に思えるが、
その際には、より精密にエネルギーを流し分ける必要があると同時に、
より繊細に働きかけなければ、頭痛などの症状が出ることもあるので注意が必要になる。
また、施術者がその「状態」を自らが体現していることも大きなポイントとなるように思う。