イシスの息吹

since 2014-06-27 / Copyright 2014. 山本ユキAll Rights Reserved. ブログ・イシスの息吹及び裏・イシスの息吹の内容を許可なく転載・転用することを禁じます ブログのリンクはその限りではありません

エジプト5日目その1

飛行機でアスワンからルクソールへ。

王家の谷へ。 物凄い暑さでクラクラする。 暑いせいかほんの少しの距離でもカートに乗って移動する。 一面、ベージュの世界が広がる。 どうしてこんなところにお墓を作ったのかしら? 墓を作る人は早死にしなかったのかしら? 吉村先生は何だかんだ言って、こんなところで発掘をしているのだから やはり凄い!(エジプトで吉村先生は有名人だった) 早稲田の発掘隊は大変だろうなー。。(あんなにお嬢様風の人が多かったけど。。) 砂に音が吸収され、自分の息の音しか聞こえてこないような空間でそんなことを考えながら1歩1歩進んだ。 ツタンカーメンのお墓は、他の墓に比べても考えられないくらい狭い!日本の住宅サイズだ。(数日後に考古学博物館に行って驚くことになる) 今でもその狭いお墓の中にはツタンカーメンのミイラが横たわっている。 小学生の頃に「ツタンカーメン王の秘密」を読んで以来、私の中で大きく大きく膨らんできたエジプトへの憧れはツタンカーメン王のお墓に入り、棺を前にしたとき40年近くかけて実を結んだかと思うと、感慨深い。 

しかし、暑い! 何しろお墓に入る以外日差しを逃れられる場所がない。 王は盗掘を逃れるために人里はなれたクルン山をピラミッドに見立ててその麓の谷間に墓を作ったらしい。クリスチャンジャックの「光の石」は墓作りをする職人たちの話だったけれども、改めてこのきびしい環境での作業は大変なものだったろうなー と思う。(ちなみにオスマンさんにクリスチャンジャックの話とかすると、欧米人が言っている事は当てになりません! と切って捨てられる。)

192 191

上は、トトメス3世の墓の入り口に行くまではるか上まで登る階段。 この墓の中は、とっても綺麗に壁画の色が残っている。 こんな所にお墓を作ったことも凄いけど、盗掘した人も根性がある。

エジプトへ行ってこのお墓まで辿りつきたいのであれば、体力強化してからがイイと思う。

山本ユキ HP