おじ様の気持ち
スペースクリアリングに使うクリスタルを急ぎで受け取る事になり五反田の駅まで出かけ、受け取ったのは良いものの、既にホームで「ありえない重さ」(きっと小さなお地蔵さんくらいある。)に耐えかねて、娘に迎えに来てもらった。
何でも好きなものをご馳走するというと、「お寿司」というので、おすし屋さんに連れて行った。
娘とカウンターに並んでいると、職人さん達が用もないのに、「今日はこれが美味しい。」「秘密でこれを作ってあげる。」等と寄ってくる。
珍しいものに、娘達がはしゃぎながら「美味しい!」と舌鼓を打っている。
私はあまり沢山いただけないので、チビチビとお酒を飲みながらその様子を見ていると、何だか嬉しくなり、
なんで?
と思うと、
「おじ様が若くて綺麗な女の子を連れて美味しいもの食べさせている図」
が浮かび上がり、 おじ様にご馳走してもらう側だったのに、自分がおじ様側にマワッテシマッタ 一抹の寂しさを覚えた。
でも、最後に隣で召し上がっていたおば様に「まぁ お友達同士かと思ったわ!」と言われてご満悦になる単純な私です。