フランスに残る神聖を巡る旅3 サンマクシマン
滞在したホテルは、バシリカに隣接しており、
修道院として使われていました。
教会堂を背にして廻廊を囲むように建っています。
建立当初から1959年までドミニカ修道会によって運営され、
ヨーロッパの最初の巡礼地でした。
また、革命時には、ナポレオンの弟であるルシアン・ナポレオンが初めて演説をした場所でもあるそうです。
回廊の曲線は本当に美しく。
夜はライトアップされてさらに奥深い顔を見せてくれます。
レストランは、教会参事会室だったそうです。
聞こえてくるのは、石造りの建物に響く足音だったり、
ここの建物という大きな存在に抱かれていると、
どうしても外に向かって声を発することを躊躇してしまうような、
そんな人工的な音がないことが、より大きな世界へ繋がることを楽しませてくれるホテルでした。