沖縄からサバトへ 28
この感覚。
自然の中に宿る、大きな力。
恐ろしいほどの崇高さ。
細胞の一つ一つがそれによって、
全て変化してしまうかのような力、
「私たちは固体ではなく粒子である。」と、
はっきりと確信できるような。
思考や声に導かれるのではなく、
その存在感が、
私たちの歩をどちらに進めていくのかを導いていく。
ついつい、目に見えるものに魅かれそちらに向かおうとすると、
その存在感は、消えていく。
ただただ、その圧倒的な崇高さに導かれていく。
すると、打ち捨てられたような空間に導いてくれる存在が待っていてくれる。
その場に立つと、
圧倒的なエネルギーに抱かれる。
そして、その力の中では粒子に過ぎない自分の圧倒的な小ささと共に、
その圧倒的な力の一部である事の喜びを感じる。