海のエッセンス 4
ゆっくりと島の周りを廻って、
カヤックがつけられそうな所に近づくと、
どうしたのかと思っていると、
カヤックが自然にバックで入っていきます。
まるで生き物のようです。
島に入るお許しが出たのでしょうか。
島に上がると、波が寄せる音が風と共に激しくなってきます。
岩をよじ上って、洞窟のようになった場所に入っていきます。
今回持参するように言われていた、
カナダから持ってきた、ネイティブの方が作ったナイフ。
これは、まだ使い方が明かされていなかったのですが、
取り出して、洞窟の中の祭壇のようになっている場所に並べます。
来る直前に作ったpresenceのオイル。
そして、地球を愛してあちらに移行された方が残し、
私の手元に縁あってやってきた、ブルーの石。
三つを並べます。
内側の静寂に耳を傾けていると、
通路が開いていきます。
ナイフの波動と何かが一致した時、
ナイフが更に次なる道を切り開いてくれます。
そして、ブルーの石は海へと繋がり、
presenceのオイルは全てを統合し、
海のエッセンスと同調していきます。
毎回、感じるのです。
小さい頃、「物語の中に存在した力。」は、
時を経てやがて、「あくまで本の中の出来事である。」
(フィクションである。)
という認識を経て、
今、「ここに本当に存在するもの。」だという確信を。
そうした流れの中で、
至福の時を過ごしました。
と、同時に神聖、自然、人間。
今、私たちが置かれている状況についても認識を新たにしました。