イシスの息吹

since 2014-06-27 / Copyright 2014. 山本ユキAll Rights Reserved. ブログ・イシスの息吹及び裏・イシスの息吹の内容を許可なく転載・転用することを禁じます ブログのリンクはその限りではありません

ノアの方舟 10

Th_img_0669

予想通り、その船がその日最後の連絡船でした。

ホテルの部屋から、朝訪れた摩天崖の向こう側に沈む夕日が見えました。

よく見ると、天女のようです。

天国のような場所です。

Th_img_0713

翌日、やはり波が高く夕方まで全便欠航です。

朝からまたもや頭痛とめまいが始まり、

部屋に缶詰です。

昼過ぎにようやく起き上がる事が出来たので、

ソファーに座っていると、

お客様です。

どうやら、お話を伺わなければなりません。

こうして、見えない世界の存在と交流していると、

礼儀作法は見える世界と一緒です。

むしろ見えない世界の方が、

表面上だけでなく、心からの礼儀作法が必要にも感じます。

お話を伺っていると、

具合の悪さがスーッと抜けるので、

これはお手伝いしなければならない事らしい。

夕方になって一本だけ道後への船が出るという事で、

その前にどうしてももう一度あの景色を見たい!

と思って、タクシーを呼んでもらって、

摩天崖に行ってもらいます。

まだまだ風が強く、車が揺れます。

車内では、

「そうして、摩天崖に行きたいんですか?」

「あそこは、落ちたら途中で引っかかりますよ。」

等と、運転手さんが仰るので、

不思議に思っていると、

どうやらこの時期、この時間に女性が一人で摩天崖に行く事は、

珍しく、警察に通報しようかどうしようか?

と、思案なさっていたご様子。

誤解が解けて良かったです。

タクシーを降りた途端にタクシーに打ちつけられるほどの突風。

とても歩けません。

崖の先端は危ないので、その場から景色を眺めます。

昨日とは打って変わっての荒々しい景色。

これも何とも言えない素晴らしさです。

豪雪と突風の合間に日の光。

この繰り返しです。

自然とはどんな状態であってもなんて美しいのでしょうか。

この美しい景色の中、昨日作った柱に沿って行かれる事を、

お客様にお勧めするも、

「行きません。」

運転手さんは、この景色を見て、

「あぁ、来て良かった。」

と、写真を何枚も撮ってらっしゃいました。

そして、最後にご自分の撮った写真で作った絵はがきを船まで届けてくれました。

Th_img_0742

Th_img_2047

Th_img_0735

山本ユキHP エネルギーの学校・脳のヒーリング・内臓のヒーリング(気内臓)・NES