恐れを感じるとエネルギーはどうなるのか?
甥っ子が鍵をなくした時の事です。
探しても出てこないので、
鍵をかえなければいけません。
しかも、自動ロックなので、
費用もかかりますし、
もしも、かえるまで,
このうちの鍵だと分かれば、
防犯上良くありません。
「どうしようか?」
と、大人達が話をしている横で、
いつも大人ぶって冷静な甥が、
何だかハイテンションに関係ない事を言って、
大人達にたしなめられます。
彼のエネルギーをずっと見ていると、
肉体からアストラル体を少しずらしていきます。
彼の中の恐怖や心配をあらわすエネルギーが、
肉体からずれ始めました。
そして、一つの恐怖に基づいたエネルギーが生まれるのでしょう。
「あぁ、危機的状況の時、
こうしてエネルギーをずらす事によって、
『今』
を感じなくなっていくのだなぁ。」
と、思いながらも、
ずらしたエネルギーの中にある恐怖を見ていられずに、
「心配で怖いから、つい別の事ではしゃごうとするんだよね。
ここにいて大丈夫だよ。」
といって、抱きしめてあげました。
いつもは、子ども扱いされるのが嫌いな甥も。
「うん。」
といって、じんわりエネルギーを戻し始めました。
誰でも、
小さな時に、
危機的状況や恐怖を感じた事があると思います。
ずらしたエネルギーは、
一つのエネルギーのポケットのようになり、
同じような恐怖を味わうと、
そこにエネルギーを注ぎ込むようになり、
同じような反応をするようになって行くのでしょう。
そして、それが鎧となり、
恐怖が、あまりにも大きすぎた体験の場合には、
オーラフィールドに穴を作り、
「抜ける。」
といった状況を作っていくのでしょう。
大人になって、
その恐怖を統合するタイミング
(受け止める器が出来上がった人。)
になった人は、
そのエネルギーに気づかせてあげると、
自ら戻す事が可能になります。
私たちの中にある
恐怖のあまりにハイテンションになる小さな子どもを、
抱きしめてあげたくなる。
今日この頃です。