イシスの息吹

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ネパールのこと

みなさま、ごきげんよう

ネパールの知人の無事を確認し、

ホッとしたものの、

まだ、救助されていない方々やお怪我をされている方、

医薬品、食料、インフラの復興等など心配な事は次々と出てきます。

私は、もしかしたら皆様よりも少しネパールの事を知っているかもしれないので、

私が見てきた範囲の事を少しお話ししようと思います。

 

私がヒマラヤに向う時に必ず通るのがカトマンズ

国際線はカトマンズの空港に着きます。

しかし、日本の救助隊が着陸出来なかったように、

とても小さな規模の空港に国際線と国内線の施設があります。

つい先月もトルコの飛行機が着陸に失敗した際に、

数日間も空港を閉鎖しなければならなかったのは、

空港が手狭である事。

機器がなかった事。

たった一機の飛行機でも数日空港を閉鎖しなければならない事態になってしまうのです。

ですから、今回各国の救助隊の航空機がすんなり着陸出来ない事は、

想像出来ます。

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そして、市内に入れば道路は舗装されている所は大通りで、

中に入ればまだ土だったり石を敷いてあったりの所もあります。

舗装もしっかりしたのもではないので、

所々で陥没していたり、亀裂が入ったりしていました。

信号機は、日本が以前寄付したものが、

私が行動した範囲では一つありましたが、

機能していないので、警官が交通整理をしています。

基本、人間は恐ろしい数のバイクと車の間を縫うように道路を渡ります。

路地に入ると、下水が詰まっている所は道路の真ん中であろうと掘り起こしてあります。

 

水道は、大部分の人が給水場までポリタンクを持って採りにいきます。

しかし、いつも水が出るわけではなく、

水が出ない時には何百個ものポリタンクが給水場の前に並んでいます。

朝、まず水を汲みにいくのがネパールの人の日課のようです。

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街では、このようにたくさんの露天がでています。

建物は、日干し煉瓦を手作業で積み上げたような建物がまだまだ多く、

何もない時ですら、

「此の建物、誰かすんでいるの?入ったら崩れない?」

と思わず聞いてしまう様な建物もよく目にしました。

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バザールに行くと、

「どうやってそんなに鍋を高い所まで積み上げるのですか?」

と、聞きたくなる程様々なものが二階の方まで積み上がったり下がったりしています。

 

ネパールは日本のようにインフラ整備がなされていません。

ここにある様々な品の殆どは、インドや中国からトラックで入ってきます。

その道路が寸断されていない事を祈ります。

そして、都市から離れた所の住宅事情は更に簡素です。

石を積み上げて作った建物もたくさんあります。

大きな揺れに耐えられる程のものではないようにも思います。

カースト制の下位に位置する人たちは、

未だに河原に小屋を立てて住んでいます。

 

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多くの歴史遺産があるパタンにビルさんはお住まいです。

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此の美しい風景が無くなってしまう事。

お住まいの方々の生活の一部であった事を思うと本当に胸が痛みます。

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この4月12日まで私は、ネパールに滞在していました。

その頃facebookでは、日本で4月12日に大地震が来るのではないかと、

数多くの投稿があり、

ビルさんに、

「12日に地震があって日本に帰れなかったら、

山に戻ろうかしら?」

と冗談めかして言うと、

「ここも、そろそろ地震が来てもおかしくない時期です。

地震が来たら、一番の心配は、

衛生状態が悪くなり、医薬品も十分でないから、

その後の伝染病 です。」

と、仰っていたことが忘れられません。

 

まだまだ、被害の全容は明らかになっていませんが、

長い長い支援が必要だと思います。

ただでさえ、慎ましやかに行きている方々です。

 

 

どうかどうか、

みなさまの暖かいご支援をお願いいたします。

 

私は今の所、

定期的に寄付をしている国境なき医師団

日本ネパール協会

ヤフーネット募金

来月インドに直接寄付をご持参くださる直ちゃん

に寄付をしています。

みなさまも、団体をよく吟味し、

ご自分が納得される所へのご寄付をお願いいたします。

 

 

秋の再訪が叶うのであれば、

その時に、自分の目で見て本当に必要な所に、

直接寄付を届けたいと思っています。

その際には、またよろしくお願い致します。 

 

 

 

 

 

山本ユキHP エネルギーの学校 ヒマラヤンヒーリング   

ブループリント協会