タカルポ(白馬)に乗って 18
この日はジャルコット泊。
ニマさんに紹介された宿に。
他に泊まり客はなく、
高校生位の可愛い女の子が食事の給仕をしてくれます。
よその村から働きにきているとの事。
本当に静かで美しい村。
夕食の時には、ニマさんがお願いしたお薬を持ってきてくれました。
この村でも、
水は出ません・・・
ペットボトルの水で出来る範囲の事を試みます。
しかし、誰もいないって素敵な事!
存在するエネルギーが邪魔される事なく、
ストレートに思う存分感じられます。
夜は窓から満天の星空を眺めながら寝袋に入り、
朝は、夜明けを待って外に出ます。
牛や鳥達の声しか聞こえる物はなく、
美しいヒマラヤに囲まれ。
何と贅沢な空間!
毎日、ヒマラヤを眺めながら思うのです。
「これは現実なのだろうか。」
と。
東京でほんの少し青空を眺め、
ほんの少し呼吸して、
ほんの少しエネルギーを広げて生きている日々と、
見渡す限り「どう見ても神の世界」で、
全身の細胞の一つ一つにまでいきわたるほど静かな深い呼吸をして、
広げられるだけエネルギーを広げて生きている日々が、
本当に同じ時空にあるのかどうか。
自分が一番心地よい周波数で生きる事が
許される中にいると、
自分が日々生きている「現実」と思っている世界が、
実は、「幻想」
なのではないだろうか。
と・・・