タカルポ(白馬)に乗って 25
いくつかの村を通り抜け、
馬に乗るお尻がやや痛くなってきた頃、到着。
馬を下りて、洞窟まで歩きます。
歩いていると、途中で年配の女性が近づいてきます。
彼女は洞窟に入る為のチケットを売る人。
いくつも穴が。
この木の階段を上って入口まで登ります。
入口を入ってからも小さなはしごをのぼり、
小さな穴を潜るようにして上がっていきます。
ここが、受付。
ここでも、こんなに高いところです。
梯子を上ってさらに上に行こうとすると、
ビルさんは、待っているとの事。
ニマさんと私でさらに上に登ります。
内部の天井はかなり低く、
かがまないと歩けません。
梯子かかかる穴が小さく、
リュックが邪魔になる程の大きさ。
恰幅の良い方が通るのは難しそうですね。
一階づつ上がります。
一段上がる度に、
景色が変わっていきため息。
5階が最上階。
「ニマさん、私はここで瞑想します。」
と、瞑想を始めます。
気の効くニマさん。
次の穴から写真を撮ってくれます。
ローマンタンの北西に位置するこの洞窟群は、
旧ムスタン王国領。
数千年前のものとみられる洞窟群は1万あまり存在するとの事です。
数年前まで外国人の立ち入りを禁止していたこの地域ですが、
住民はこの洞窟の存在を知っていて、
中国のチベット侵攻から逃れてきた人たちが、
この洞窟にお住まいになっていた事もあったとか。
調査が入ったのは数年前だそうです。