タカルポ(白馬)に乗って 38
電気がないので、
日が沈むと懐中電灯の生活です。
故に、早々に床につくので、
瞑想のゴールデンタイムの2時には、
ぱっちりと目が醒めます。
漆黒の闇の中、
静かに周波数を上げていくと、
向こう側へ続く扉はとてもスムーズに開かれます。
この「とき」は、
私のローマンタンでの日々の中で、
日中の探検と同じくらい中身の濃い「とき」でした。
夜が空けるまでの数時間、
思う存分向こうの世界に浸れるのです。
高度の高い所は、
幽界の高い周波数と呼応しやすいのですね。
様々な新しい経験をさせていただきました。
今でも、この事を思い出すと肉体の感覚が薄れ、
自分である事が希薄になってきます。
物質世界に居ると、
皆、自分である事をとても大切にします。
自分のこだわりはなるべく譲りたくはないし、
それは素敵なものだけでなく、
もう必要のないものまで手放す事が出来ないでいます。
「こんなに、苦しんだのだから。」
とか、
「こんなに、頑張ってきたのだから。」
とかね。
でも、この周波数に居ると、
こだわらずに開いていけば、
更に大きな可能性がそこに存在している事がわかるのです。