タカルポ(白馬)に乗って 43
前回教えていただいた薬草学の復習もしなければなりません。
ニマさんが翻訳しながら教えて下さったのですが、
少しのニュアンスでも伝わり方が変わってしまうので、
難しいです。
一番最短のコースを歩みたい私と、
ニュアンスをゆったりと説明したいニマさん。
そこにダワさんの精神論も加わり、白熱です。
ようやく夕方になって一段落着きました。
ジャルコットからムクティナートまでの帰り道。
これが意外ときついのです。
下り道はスルスルと下りられるのですが、
上がるのは大変。
少し歩くと深呼吸です。
低血圧は高地に弱いのです。。。
そして、お願いした。
ボン教薬草学に則って薬草採集です。
ヒマラヤで薬草採集出来るなんて夢のようです。
ニマさんはツルハシを担いで、
3550mの村から更にスルスル登っていきます。
私はヒマラヤの景色に助けられながらついていきます。
「なぜ、そこを掘るの?」
と、素人の私には何もないような場所にツルハシを入れていくニマさん。