巴 トリスケル 11
山本ユキHP エネルギーの学校(私のHP)
(マニアックな記事はこちらに更新中 YEメソッドせずして見るべからず)
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ガリゴンパを発つ朝。

ラマさんと弟さんとも暫しの別れ。
「また、秋に来ますね」
と、約束します。
変わり者の私を受け入れてくださるお二人の優しさは日々じわじわ染み入りました。
そして、私がこの日々を送るために多くの方々にご尽力いただいていることにも
本当に感謝しています。
(見える存在見えない存在含めて)
アッパームスタンに出入りするときには必ず立ち寄る食堂があります。
そこで食事しないと数時間食べ物には有り付けないのです。

そこで前回見かけたこのパネル。
洞窟がそのまま僧院になっている様です。
チョンシランツェン。
「帰りに寄ってね」
とお願いしていたので、早めに狩りゴンパを出発したのです。
お食事をいただいてから、

久しぶりに青いものを食べました。
美味しかった・・・
さて、出発。
村のおじいさんにどのくらいかかるか聞いてみると、
「すぐだよ、30分」
しかし、こちらの方々の「すぐ」と時間感覚に騙されてはいけません。
どうも親切でそう言ってくださる様ですが、
「すぐ」でも、その時間内にもつくことはありません・・・
怪しさを感じた私たちは、車で行かれるところまで行こうということになり、
下ります。
「よかったね〜。車で来て」
という距離。
そして、車を降りてからさらに下ります。
渓谷の崖の上から下を見ると谷底は遥か下方に見えます。
「すぐって、どのくらいのすぐなのかしら?」
と聞いても誰も答えてくれません。
「こんなに降りて帰りは大丈夫なのかしら・・・」
と心配になる私。
なぜなら、ガリゴンパでほとんど歩いていないので、
身体が鈍っているのです。
しかし、谷底まで下りてさらに絶壁に沿って登ります。
石造りの簡素な門をくぐると、巨大な鍾乳洞が現れます。

見事です。
内部には様々なチョルテンや自然に出来たと言われるターラ菩薩が

自然にできたドルマとのこと。

「ここは、パドマサンバヴァがグル・サンポで修行した後に
身代わり五宝を残してムクティナートで火を灯してからチタンに立ち寄った後に、
いらした場所」
とのこと。
自然信仰の時代からの聖地だった様です。
「よくこんな場所を見つけたわね」
と、感心するほど空からでも見ない限り見つからない様な谷底です。

私的には、
現在ここで修行なさっているチベット出身の現代風のラマさん
(ちょっと伊勢谷さん風な)の自室にある
この柱が、最もパワフルに感じました。
「ここで寝るのはどんな感じ?」
と伺うと、
「素晴らしい体験です」
と仰います。

「ここで修行してどうですか?」
と伺うと、
「まだ、来て日が浅いのでわかりません」
とのこと。
「どうしてここで修行することになったのですか?」
と伺うと、
「本で知って来ました」
とのこと。
「えー、自己申告で来ていいんだ」
と驚く私。
しかし、ここでの生活は相当大変な様で、
谷底なので冬は太陽がささず、
雪が降ると寝床にまで雪が降り積もるそうです。

予想通り、
帰り道は辛く長い距離になりましたが、
私以上に辛そうなお二人でした。
車についたときは全身ジャリジャリはもちろんのこと。
ハァハァした口の中までジャリジャリでした。