イシスの息吹

since 2014-06-27 / Copyright 2014. 山本ユキAll Rights Reserved. ブログ・イシスの息吹及び裏・イシスの息吹の内容を許可なく転載・転用することを禁じます ブログのリンクはその限りではありません

北斎展にてBDA視点鑑賞 身体編

blueprintjapan.com

 

先週、六本木で開催されている北斎展に行ってきました。

hokusai2019.jp

 

デビューしてから亡くなるまでの時系列での展示方は、

思うところが多すぎて、

見所が多すぎて、

再訪しなければ!と思っています。

 

時系列での展示を見ていると、

そのアップデート感が半端なく、

「この人の元に情報を下ろしたい存在たくさんいたのだろうなぁ」

そして、

「五感を超えたものを見る能力」に物凄く優れた北斎

(これは父と小布施を訪れた時、町長さんに伺ったお話)

作品群を年代順に追っていくと、

描かれる周波数レベルが変化し続けていることがわかるのです。

この感覚を物質レベルですごい才能を持って表現している北斎すごい!

と感動しました。

そして、それを物質レベルに落とし込める

アートという手段を持たなかった人生を少々悔やんでいます。

(才能もなかったし・・・)

しかし、このアップデート感は才能ある証拠。

魅せられてしまいます。

 

f:id:yukiyamamoto:20190202084205j:image

 

今回のもう一つの視点は、

北斎の描く「身体」

小布施の町長さん曰く、

「物質の背後にあるものを見る能力」

を持っている北斎の描く身体は、

本当に面白いのです。

デビューして間も無く描いた歌舞伎役者の筋肉の状態、

日本人と大陸に住む人の身体の使い方の差。

職業によっての身体の使い方や筋肉の様子。

行きつ戻りつしながら観察しているとあっという間に時間切れ。

今回は身体レベルでの鑑賞でしたが、

次回は、周波数の違いによっての鑑賞を是非したいです。

 

今回注目した筋肉のつき方は、

ボディビルのようなものではなく、

お稽古で教えていただいている先生や諸先輩がたのそれと、

リンクする部分があり、

日本の風土、生活様式という時代を経て生まれた身体

そして、

恐らくは身体のあり方を追求し、

「何か」に気づいた特別な人たちが居て、

そこに着目した北斎の視点の素晴らしさにも参ってしまいました。

 

もう一度岩松院を訪れて北斎の天井画を見てみたくなりました。

 

 

そんな、身体のあり方の再確認、

身体をここまで追求することってあるのだろうか?

という小用先生の初心者コースが3月9日に開催されます。

北斎を見てから参加するか、

参加してから北斎を見るか、

どちらも素敵です。

 

詳細は以下から

yukiyamamoto.hatenablog.com