ユキはお釈迦様にでもなるのか? byショウヘイ
「インドに瞑想リトリートに行ってきます!」
と、言うとショウヘイは、
「ユキはお釈迦様にでもなるのか?」
一同大爆笑。
「そういえば、高校生の頃、空に向かって、『もう来ないで!』 と夜中に叫んでいたわよね。ご近所に恥ずかしいから止めてと言ったわ。」by サチコ
私がインドに行っている間も、盛り上がったらしい。
この話題はいつでもケイタからショウヘイまでの笑をしっかりと掴める。
帰国報告に行くと、皆が合掌して迎えてくれた。
「ナマステ~。 それで人格が上がって帰ってきたの?」byマキ(妹)
「侑玄さんの番組を見ていたら、瞑想をしているとオーラが見えてくるらしいぞ。」byショウヘイ
「私、それは以前から見えてますの。」byユキ
夕食時は、私のインドでの瞑想体験から世界の貨幣価値の問題、文明社会で暮らす事の幸、不幸について 等など多岐にわたり、私のインド修行は家族にも何らかの影響を与え、久しぶりに討論会になった。
その後も影響は続き、妹は父に「ちょっと来い。」と呼び出され
『人生について』
滔々と聞かされたらしい。
「自分の人生をもう一度見直せ。50,60歳になった時にこの生活で後悔はないのか?」
と言うことらしい。
父は、NHKの仕事をしている時にカナダの大学の副学長に転職した。
その当時は、全く違う人生の選択に家族も浮足立ったのを覚えている。
しかし、数年後父は病に倒れ それ以降は仕事を離れていた。
「もしも、あの時に日本での生き方を選んでいたら、病気にはならなかったかもしれない。だから、人生の選択はとても重いものだ。」と父は妹に話したらしい。
友人とのランチやスポーツクラブ、幸せな奥さまの日々に明け暮れている妹に、
「この生活に本当に満足しているのか?」と提言できる父を凄いと思う。
だって、娘として見るのであれば孫だって生んでくれて家にいてくれるのだから大満足じゃない と思うのだ。
妹に意見を聞かれ、
「妹として見るのであれば、それで幸せならばいいんじゃない?と思うけれども、もっと広い視点で見るならばパパと同じことを言うかも。」と言った。
早速、行動を起こし始めている妹に、
父は、「解ってくれたみたいだな。」と言っている。
家族を人間としての視点で見るのって、出来そうでなかなか出来ない。
なかなかの人格者だなぁ。
と感心する今日この頃です。