ヒマラヤ 宝珠を納める旅 23
ここに来てから、
私自身の周波数が確実に変化しているのです。
水が上がってくるように、
私の中がいつもの自分では無くなってくるのです。
「私」
と思っていたところがだんだんと少なくなり、
大いなる全体が、
ヒタヒタとパーセンテージを上げていきます、
境目が曖昧になりだします。
すると、自我が危機感を感じ、
それを食い止めようと、
メールしたり、食べたり、
という、「いつもの日常。」を取り戻そうとするけれども
「それ」は、
ヒタヒタと その手を緩めず、
私の中を満たしていくのです。
何よりも「それ」は、初めて知る物ではなく、
「おかえり。」
と、繰り返し語りかけてくるようなのです。
戻るべきところ。
それに満たされる事を許せば、
ただ懐かしく、
涙が溢れ、
そして、
以前の場所には戻れない様な至福感があるのです。
それは、既に始まり、
そして、
以前いた場所に戻りたいかと言われれば、
けして、
そうは思わないのです。