ヒマラヤ 水晶が導く旅35
さて、帰るために河原に降りていこうとすると、
車の周りに人だかりが。
村の人たちが、
赤ちゃんや小さな子どもを連れて、集まっています。
先ほど法要をされていたラマに祝福
(という言葉で良いのでしょうか?)
を受けるために集まっているようです。
あら、かわいい!
と言いながら通り過ぎようとすると、
マノチさんとラマ達が何やら話しています。
ここ迄歩いてこられたので、
車に乗る余裕があれば乗せてほしいとの事。
「勿論、どうぞ。」
と、申し上げてお乗せします。
一番上のラマは助手席に座り、
ずっとマントラを唱えていらっしゃいます。
暫くすると、若い女性が、
「トウキョウ、ゴタンダ、キンシチョウ。」
と、話しかけてきます。
2年前に日本にいらしたとの事。
「また来たら、連絡してね。」
と、名刺を差し上げると、
ビルさんに「何をしている人?」
と、聞いたらしく、
ビルさんが、
「ヒーリングを教えています。」
と、お教えすると、
「私の頸椎はもう何をしても治らないと言われたから、
ヒーリングしてほしい。」
と、言われるので、
「ヒーリングチャクラのスプレーを持っているから、
車を降りたらやってあげましょう。」
と申し上げると、
それを聞いていたラマ達が、
「アメリカのヒーリングを知っているよ。」
と、手振りでやってみせて下さいます。
(この間、ネパール語と英語と入り交じりよく分からない状態)
何だか、
見覚えのある手つき+ボン教+アメリカ人=
「もしかして、ロザリンですか?」
と、伺うと、
「そうそう、彼女は私たちの僧院に来て、瞑想していったよ。」
という話から、
マスター・チャン(既に身体のない向こう側のマスター)
の啓示の話等々で、
車の中はただでさえ揺れまくっているのに、
更に私たちの興奮で飛び上がらんばかりの盛り上がりようです。
周りの人たちが、
「何?』
と、聞くので双方からご説明し、
様々なお話しも伺う事が出来て、
本当に楽しい時間を過ごしました。
途中、ビルさんが水晶を拾った際に
「困った時に売るんだ。」と
お話しされていた 22Kの指輪をなくしてしまったので、
その辺りで、車から降りて探しにいくと、
ラマが、
「何を探している?」
と、聞かれるので、
「これを拾った時に指輪を落としたのです。」
と、申し上げて水晶をお見せすると、
水晶に触れ、暫く眼を閉じて、
「この水晶は、特別なものです。大切にしなさい。」
と、おっしゃいます。
(重いから、ビルさんにあげよう)と、密かに思っていたのですが、
やはり持っていく事にします(笑)