魔法 3
そんな中で、
手に取ったものがありました。
女性が儀式の時のダンスに使う羽と、
先住民の女性の方が紡いだビーズの首飾りです。
手に馴染む。
といった感じでしょうか?
そして、太鼓を欲しがっていたけれど躊躇していた私に、
本物の儀式を納めたCDを勧めてくれました。
私の元にやってきた品を大切に大切にスーツケースに納めて、
一緒に帰ってきました。
はじめて出会った物なのに、
とても、懐かしく、愛おしい感じがするのです。
さて、
帰ってきて翌日、クラスでした。
前回のカナダの後は、2週間ほど体調が安定せず、
大浄化の日々だったのですが、
今回も、時差ぼけの焦点が定まっていない感じの中、
「さて、準備するか。」
と、ふと
その首飾りを身につけてみたのです。
すると途端に、
エネルギーシステムがリセットされ、
しっかりと、照準がここに戻ったのです。
それ以降、飛行機疲れも時差ぼけも、
一ミリたりとも感じませんでした。
そして、それはどんな高い宝石よりも目がいくようで、
大勢の方がいる中に着けていくと必ずと言っていいほど、
見ず知らずの方にも声をかけられます。
私がこの首飾りを手に取った時、
これを作った女性が住まわれる土地の背景を地図を手に、
教えてくれました。
大量生産ではないのです。
一つ一つ物語が宿っているのです。
物質。
それがどのようにこの世に存在しているかは、
それを作った存在、
その方が生きる伝統、
伝統の中に息づくエネルギーが宿っているか。
そして、その使い手のエネルギー。
全てが合わさり、一つの新たな世界を作り出すのですね。
物質を通して紡いでいく感じでしょうか。
そして、その地図には、
古の時からその土地を守ってきた方々が住まわれる場所が、
いくつも記してありました。
この方たちは、
エネルギーの使い手であり、
見えないものと共に生き、
日々を過ごしていらっしゃるのでしょう。
そのエッセンスを味合わせていただける事に、
本当にただひたすら感謝の念が湧いてくるのです。