魔法 2
物質中心に生きていると、
小説の中の事だからフィクション。
と、片付けてしまいがちですが、
実は、その中には深い深い伝統が隠されているように思えます。
今回、
カナダで先住民の方との出会いがありました。
ミカエルのお家にやってきた彼が、
半端ないオーラを持ち、まず目を奪われ、
その中でも半端ないエネルギーを発している首飾りに惹き付けられたのです。
「凄い!」
と、驚いていると、
黙って私のパーカーのファスナーを閉めて、
その首飾りを着けてくれました。
それは、ご自分が狩猟した熊の爪と関節の首飾りだそうです。
着けてもらった途端に、
私のエネルギーシステムがあまりにパワフルな生命力に、
驚き、
脳の中がびりびりと振動を始めました。
彼らが帰った後も、その振動は暫く続いていました。
もの凄いエネルギーだったけれども、
私には強すぎました。
それは、
「彼の物。」
だったのです。
丁度、太鼓がほしい。
と思っていたので、彼のショップにあるかどうか聞いてみると、
各種(動物)あるという事なので、
後日、連れて行ってもらいました。
彼らの暮らしに根ざした品々は、
アクセサリーのため、儀式の為に動物を使うのではなく、
循環するシステムの中、
「すべての生命を神聖なものとして頂いている。
人間もそのシステムの中の一部である。」
という、確固たる信念が感じられます。
だから、凄いパワーなのです。
ドリームキャッチャーにしても、
鹿や熊が登場しますから、
「怖くて寄ってこられないよね。」
と、納得出来るもの。
目的の太鼓は、
「女性で素人の私が持つ物ではない。」
と、見た途端に納得する一品。
パワーのある品々が並ぶ中、
自分のエネルギーに呼応するものしか手に取れないのです。
この時、ハリーポッターの杖を思い出したのです。
どんなにパワーがある物でも、
自分に合った物でなければ、使いこなす事が出来ないのです。