光の柱 6
次に向かったのが、岩樟神社
淡路島の北端、
岩屋城跡がある城山の崖下の洞窟に祀られた神社。
イザナギ・イザナミの二柱の神の間に最初に生まれたエビス様蛭子命は、
体がうまくできあがっていなかったために、
葦舟にのせられて流されてしまったという神様です。
その舟が流れ着いた場所が神戸の「西宮のエビスさん」、
つまり西宮神社であり、
西宮のエビスさんの本家は岩屋であるという伝説があります。
また地元では、
この洞窟はイザナギ尊のかくれられた幽宮(かくりのみや)
であるとも伝えられています。
この洞窟は、昔52mの奥行があったのですが、
現在では高さ1m60cm 幅1m10cm 奥行3mとなり、
前面の左右に上古の祭壇の跡があります。
昔の風習から、現在でも古びた祭器や神体を納受けする場所になっています。
しかし、あまりに日常の中にすっぽりとおさまっている神社なので、
もう少し、長い参道(心構えするに必要な距離。)
があると良いのに。。。
古代の人々が、神をどこに見たのか、
それがダイレクトに伝わる場所にお社があります。