ヒマラヤ 水晶が導く旅24
殆ど斜面です。
皆が私のために寝袋など用意し、
洞窟の用意を整え、
山を下りていきました。
昼間とはいえ、
洞窟の中は暗く、
暫し、静かな時間を楽しみます。
胎内の中に抱かれるような心地よさに時を忘れています。
暫くすると
「hello〜」
という声と共に、
ラマがバターランプを持ってきてくれました。
「何をしていたの?
ここは暗いからランプを持ってきたよ。」
と、洞窟の住み心地を気にして下さいます。
この場所に座って瞑想をするのだよ。
とか、
この場所は、ちょうど立つと身体が納まるようになっているのだよ。
と、洞窟の説明をしてくださいます。
3年の行を終え、次なる行のために、
誰にも会わない時間が4年間必要との事等を話して下さいました。
「図々しく泊まらせてほしいなんて、
申し訳ありません。」
と申し上げると、笑っていらっしゃいました。
そして、12月からの行に入ればもう誰とも会えない。
と仰っていらっしゃいました。
この貴重な機会を与えられたという事。
そして、それをどう受け止めたらよいのか。
という事。
もはや、私の頭の中の処理ではというてい納まりきらない事態に、
ただ、委ねるしかありませんでした。
そして、
「今晩7時からの村の少年達の9惑星のプージャにも出ていいよ。」
と、仰って頂き、
(当初、「その時間あなたをどうしようか。」と言ってらしたのですが)
ただただ、感謝申し上げるしかありませんでした。