タカルポ(白馬)に乗って 50
さてさて、
帰りの飛行機が飛ばない確率を考えると、
そろそろムクティナートを去らねばなりません。
ジョムソンからのフライトは、
風が強いと離陸着陸できないので欠航率が高いのです。
ムクティナートの空気感は、
ローマンタンとはまた少し違うのですが、
ローマンタン程は、
生活に不自由がないので、
いつまででも滞在したいです。
とにかく、エネルギーを自由に広げられる事は、
何よりも素晴らしい事です。
物質的なものを大切にすることが優勢な場所では、
見えないものに対して、
懐疑的な傾向があるため、
なかなかこうは、いきません。
思いはエネルギーとして、存在していますから。
ジョムソンでは、
こちらの施設のお子さま達にみなさまの寄付金を渡しにいったり、
ルブラの僧院のリンポチェに伺った、
桜の実を絞る装置を見せてもらったり、
(桜の実のオイルはほのかに桜餅の香りがします)
一通りの用事を済ませて、
20日に及んだムスタンでの生活に別れを告げます。
ジョムソンからの早朝フライトは、
順調に飛びそうです。
前の格納庫は殆ど私の荷物・・・
操縦席は目の前です。