タカルポ(白馬)に乗って 49
上とのやり取りには、
動物が介在する事が多いようにおもいます。
どこかに向わせたい時にには、
お使いがやってきます。
ある朝、
この子が宿の前で待っていて、
「おはよう」
と言って通り過ぎようとすると、
私の前にスススッと出て行って振り返りながら
程よいペースで先導し始めます。
連れて行きたい所があるのでしょう。
私が寄り道しても待っていてくれて、
「あら、そうなの?」
と、ついていくと、
こちらまで。
ここの子ども達は寒い時期はカトマンズで勉強をしているようなのですが、
施設がなく、人のお家を間借りしているとか。
ここにも、皆さんからお預かりした寄付を置いてこさせていただきました。
皆さんのかわりにカターをかけていただきました。
帰り道には、
こんなステキな光景も見せてもらいました。
すべてが繋がり合っている事は、
ここでは当たり前の事。
見える世界も見えない世界も、
当たり前の共同作業がなされているのです。
だから、隠し事なんて出来ません。
心の中の言葉も手を差し出すように、
周りに差し出してしまうのですから。