宝珠の香り Guru Rinpoche year 10
山本ユキHP エネルギーの学校(私のHP)
(マニアックな記事はこちらに更新中 YEメソッドせずして見るべからず)10
午前3時。
屋上に出てみると
![Th_499486591228978 Th_499486591228978](http://nefer.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2016/12/18/th_499486591228978.jpg)
息を飲む星空が広がります。
生き物の気配は一つもなく、
静謐なエネルギーがあたり一帯を包み込んでいます。
私は、まるで絵本の中に入ってしまったようなふしぎな感覚を覚えます。
(ディズニーとかじゃなくってアジアの)
『御伽の国』
それが一番しっくりくる言葉です。
「むかしむかし、神が宿るという 遠い地の果ての国に ・・・」
と始まるにふさわしい空気感。
読み進みたいのと、ちょっと怖いのが入り混じるワクワク感。
ページをめくる手がちょっと震えるような。
自分の原初の記憶に触れるような・・・
人間の私が、神々の世界に迷い込んでしまったような・・・
この感じ!
「すべて叶えてくれてありがとうございます」
と叫びたい感じ。
あぁ、今思い出しても喜びに打ち震えてしまいます。
そして、一人お堂の探検に出かけるのでした。
同じお堂でも昼間の世界ではありません。
何が待っているのでしょうか。。
「落ち着くのよ」
と、はやる気持ちを抑えて
手探りで梯子を下ります。
(屋上への移動は木をくりぬいた梯子です。真っ暗だから注意が必要)
![Th_499492110612709 Th_499492110612709](http://nefer.cocolog-nifty.com/photos/uncategorized/2016/12/18/th_499492110612709.jpg)
屋上の下のお部屋。
外から見ると蔵のような感じ。
3段階段を上がって
ギギギーッと観音開きの屈まないとくぐれないような小さな扉を開けると、
真ん中にたくさんの経典が積み上げられています。
壁には、25人の成就者の石版画が所狭しと並べられ、
違う世界からやってきた闖入者を見つめています。
「お邪魔してごめんなさい、私は日本からやってきました。
静かにしていますから、ちょっといさせてくださいね」
と、ご挨拶して入り口の脇に座ります。
なるべくお邪魔しないように。
ベルベットのような漆黒の夜。
バターランプの明かりが灯るお部屋に浮かび上がる神々。
伝説の地のエネルギーはやはり素晴らしく。
これ以上の至福があるとは到底考えられない世界です。
裏・宝珠の香りはこちらから(見えない世界を鼻で笑う人は見ちゃダメ)