宝珠の香り Guru Rinpoche year 11
山本ユキHP エネルギーの学校(私のHP)
(マニアックな記事はこちらに更新中 YEメソッドせずして見るべからず)
朝一番には、鍵のかかった本堂を開けていただいて、
静かな時を過ごします。
陽は入らない場所なのですが、
昨日よりは少しバターランプの数が多くなり周りが見えるようになりました。
夕刻とはまた違う趣でマジカルな時間です。
前室との境を閉じればさらに異空間は広がります。
しかし、やはり右側のエネルギーが気になります。
一体この奥には何があるのでしょう。
朝食をとりに食堂に行ってみると、
昨日迎えに行ったはずの弟さんの姿が見えません。
「弟さんは?」
と伺うと、ツァンパの粉がまだ出来上がっていなかったので、
帰ってこなかったとのこと。
あんな暗い中お迎えに行って戻っていらっしゃるとは・・・
日本の効率や常識はガラガラと音を立てて崩れてゆきます。
チャイをいただきながら朝食に何を食べるか考えるみなさま。
もしかするいつもは朝食を召し上がらないのかも。
ビルさんが持っているラーメン(みんなのお土産)が提供され、
サッポロ一番をラマさんと作り始めます。
「朝からラーメン?」
そうなのです。
こちらでは、素ラーメンを『ベジタブルヌードルスープ』
として、まるで健康食のようなメニューになるのです。
しかも、箸ではなくスプーンでいただくので、
麺を割って入れます。
そして、クタクタになるまで火を通すので、
日本でラーメンの大切な要素であろう『麺のコシ』はありません。
(前回、日本から持っていたコシのあるイケてるラーメンは不評だったとのこと・・・)
「これは、ベジタブルヌードルスープなのね」
と思っていただくと、なかなか趣深いものですが、
日本でもラーメンを一人前いただくことがないので、
朝からたくさんはいただけません。
お茶を飲んでいると、
下の村の方々がお参りに上がっていらっしゃいます。
弟さんも戻っていらっしゃいました。
みなさま、弟さんが持ち帰ったそのツァンパを召し上がります。
「弟さんが村から一昼夜かけて作って持ってきたのに、
なぜ、村で食べてこない?」と、心で叫ぶも、
ここでは自分の中の常識やこだわりは一切手放していかねば!
ラマさんが改めて堂内をご案内くださいます。
25人の成就者の石版には、
水の上を上を歩かれたり、
死人を生き返らせたりと、
キリストの奇跡のような場面が所狭しと並べられています。
いえいえ、こちらが先だったのでしょうね。
裏・宝珠の香りはこちらから