宝珠の香り Guru Rinpoche year 17
山本ユキHP エネルギーの学校(私のHP)
(マニアックな記事はこちらに更新中 YEメソッドせずして見るべからず)
下の村は とても しっとりと静かな村です。
入り口にある宿に落ち着き、
ホッと一安心。
夕食をとっていると
ルリゴンパのラマさんがいらっしゃいました。
ゴンパで見た蛇族のお話をさせていただくと、
ウンウンと、親指を立てて深く頷かれます。
すると、それまで黙っていた宿の女主人も、
「あそこは怖いからお祭りのときくらいしか行かないよ。
その時だって下のゴンパの建物からトイレにも行かれないよ。
あそこは変な音がするから近づかないんだ」
と仰います。
ラマさん曰く、
「外国人でそれを言ったのは初めてだよ。
あそこはルリだろ?
蛇の谷なんだよ。」
との事。
未だこの地球にも、
人間が立ち入ってはいけない場所があったことに、
少しの安堵感を感じるのでした。
そして、翌日から寒期のためにお母さんの元から
4ヶ月間ポカラに降りなければならない宿の男の子チリンちゃん。
その話になると涙目になってしまうのです・・・
「じゃ歌でも歌いましょう」
村のしっとり感は素敵だけれど、
チリンちゃんを励ましたくて「日本の歌でも歌いましょう」
と、「上を向いて歩こう」を流したら、さらに涙目になってしまったので、
ワタクシのカラオケシリーズを流していたら、
チリンちゃん『明日への手紙』で爆笑に次ぐ爆笑。
「どうしたの?」
と尋ねると、
「覚えていマスカ〜」
の「マスカ〜」
は、『肉を食べろ』という意味だそうで、
何回もその歌を聴いてました。
笑顔になってよかった[E:happy01]
そして、
静かに
漆黒の世界へと移行していくのでした。