巴 トリスケル 8
山本ユキHP エネルギーの学校(私のHP)
(マニアックな記事はこちらに更新中 YEメソッドせずして見るべからず)
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私がアッパームスタンのことを書いていると、
おそらく何人かの方は
「行きたい」
と、思ってくださるでしょう。
本当に素晴らしい場所なのですから。
しかし、
日本のものに溢れた便利な生活からは考えられない世界です。
ドライバーのマネさんは、
ナウリコットという日本よりも幾分この生活に近い状態で生活しているのですが、
それでも1日でこの何もない暮らしにギブアップ。
3時間かけて下の村に降りていってしまいます。
便利さと、とんでもなく高い周波数は相容れないものであったりします。
(いや、そのうちにバーチャルリアリティで、
それを一致させることができる日が来るかもしれませんが、
それでも、その状態をキープするには、
キープできるだけの土台が必要なのです)
ガリゴンパでのお食事も、
決して豊かなものではありません。
ある日の朝ごはん
お忙しい中、作っていただくのが申し訳なく、
ツァンパをお願いしました。
このお粉だって、
弟さんがはるばる下の村まで行って挽いて持ってきてくださいます。
最終的に、朝ごはんはこれで落ち着きました。
昼食や夕食も、
基本毎日変わらないダルスープとジャガイモ炒めとご飯です。
手も洗わないし、顔も洗わないし、
お手洗いを流す水も自分で汲んでから入らなければならないし、
寒いし、電話も繋がらないし、
情報源はやっと入るラジオだけ。
でも、その不自由さの向こう側に究極の喜びがあるのです。
私は、美味しいものが好きだし、
家にいれば一歩も外に出ない日があるし、
アッパームスタン以外では、
できる限り綺麗なホテルに泊まりたいと思うし、
世界情勢を常にチェックしていたいし、
買い物も好き。
しかしながら、
「今、どこに行きたい?」
と聞かれれば、迷うことなく「ガリゴンパ」と答えるでしょう。
マサラティを飲んで毎朝お堂に降りて行き、
この幕の向こう側にある重い観音開きの扉を開けるワクワク感。
それを思い出すだけでもシアワセになるのです。
基本、ご飯のこと以外私に話しかける人はいないので、
私のガリ ゴンパでの日々は、
もっぱら上の人との会話になります。
おっと忘れてはいけない。
彼らとのやりとりを。
私の部屋の同居人 いや先輩たちです。
おそらく自由に使っていたのでしょう。
お線香を立てるために使われているお米とバターランプがお目当て。
しかし、私の荷物にも興味があるようです。
毎日彼らとじっと目を合わせて、
「今日はここまでが境界線」
と、バウンダリーの交渉をします。
その度に、シンデレラの一場面を思い出し、
彼らを手に乗せる勇気がない私は、
「シンデレラ偉かったなぁ。バウンダリーとか作らなかったよなぁ」
と、日々感心するのです。