巴 △ トリスケル 1
山本ユキHP エネルギーの学校(私のHP)
みなさま、ごきげんよう。
今回のヒマラヤの旅のテーマは『巴』
と、出発早々に上から仰せつかりました。
言葉の意味というよりエネルギーを表す様に感じます。
この旅の間常にこの『巴-トリスケル』のエネルギーがさらなる
奥深くの世界へと誘ってくれました。
今回は、いつもよりひと月ほど時期をずらしての旅でした。
丁度、雨季に入りかかる様な季節で、
この日のポカラへのフライトも天気が悪くキャンセル。
どんよりとした空の下、車での移動になりました。
いつもなら3月にヒマラヤのエネルギーに浸ることに慣れた身体です。
今回はひと月伸ばしたのと、
2月からの忙しさでヒマラヤ酸欠状態。
カトマンズから車に乗り込みポカラまでほとんど爆睡でした。
7時間ほどの行程なので、
途中、軽食をいただきました。
前の川で取れたエビ
美味しそうでしょ?
しかし、
ワタクシはエビを2尾しかいただきませんでした。
嫌な予感がしたのです。
案の定、それから2日間。
胃がストライキを起こしました。
一皿平らげた方々は二日どころではありませんでした。
屋台の川えびには気をつけなければいけません!
ポカラではせっかくお姉さんのダルバート屋に行ったのですが、
美味しさもわからず、早々にやすみました。
翌日のジョムソン行きは、
曇っていても、順調にサクサクとジョムソンまで。
いつもこんなに順調ならば良いのですが・・・
すぐにタサンヴィレッジのお迎えの車に乗り込みナウリコットに向かいます。
村の小学校。
マノチさんのお嬢さんがたのおやつの時間。
大きくなりました。
「手は洗ったの?」
と、聞きたくなるワタクシ。
娘の子育ての時には、消毒までしていましたから。。。
日本からヒマラヤに来るときには、
少しづつ少しづつ日本の暮らしを手放さなければなりません。
日本の様な便利さも物の豊かさも清潔さも
ここにはありません。
どこでそのラインを超えていくのか、
毎回ちょっとドキドキします。
日本ならば、道に犬のフンが落ちて入れば絶対に避けて通るし、
飼い主のモラルを少々疑ったりしますが、
ここでは、動物のフンが落ちていないところを探す方が難しいくらいです。
むしろ大切な燃料だし・・・
ホテル以外のトイレに入れば
様式であってもテニス部の電気椅子スタイルで用を足さねばならないし、
ほとんどのトイレは紙を処理するシステムがありません。
椅子に座るのも、
「虫とかいないよね」
と、心の中で確認作業をしてしまうし、
飲み水はペットボトルでも、
食器洗う水は流れてる水だし、
食器拭うタオルはお煮しめタオルだし・・・
手を洗うと ご好意でそのタオルを差し出されるし・・・
その一つ一つが私にとって、プチジャンプ台から飛び降りる気分。
小さな一つ一つを飛び越えてここの生活に慣れていく過程なのです。