春は
暖かい日が多くなり、桜の花も満開でウキウキする気持ちとは裏腹に体調が思わしくない人が多くなっています。
春は五行で言うと「木」肝臓と対応しています。 春は万物のはじまり。 人の気も、自然に順応し 気は上に上がりやすく 外に出て行きやすい季節です。 より一層のグラウンディングを必要とするかもしれません。
「肝臓は主に春に属し、……肝臓の苦があれば甘のものを食べてそれをゆるめ、……肝臓気の疎通・排泄がしたいなら、急いで辛のものを食べてそれを発散する」とあるように、甘いものと辛いものを上手く使い分け、すっぱいものを控えると良いそうです。
また「花冷え」という言葉があるように 暖かい日の合間や夜間はまだまだ冷え込みます。 急に薄着にするよりも徐々に薄着にするというような優しさも必要かもしれません。特に「風」の変化と寒さが加わると呼吸器(肺と気管支)、消化器(肝臓、胃腸と脾臓)あるいは循環器にはストレスとなり、風邪、インフルエンザ、肝炎、胃腸病、顔面神経麻痺や高血圧、脳卒中の発症率が高まります。 ここ最近、クライアントの方も胃腸の不調を訴える方がほとんどです。
春の陽気により、体の皮下と筋肉の空隙が柔らかくなり始めるから、免疫力と寒さへの抵抗力も弱まります。
体に優しくすると共に、心も良い状態に保つべく きれいに咲き誇るお花などを見て楽しんでくださいませ。。