自然の気配
先日雷の直前に よく通る井の頭公園に足を踏み入れたら、いつもと何かが違うのです。
ほんの数百メートルしか通らないのだけれども、私はそこの自然が大好きで、なぜならその近くに行くと、木々や水辺から何ともいえない しっとりとした気が漂ってくるのです。 まるで、こちら側の世界が息を止めているようで、招きいれられるような「その世界」は深呼吸しているかのごとく誘いこまれるような感じがするのです。その迎え入れられるような感じが大好きだから、そのためにそこを通ると言っても過言ではないかもしれません。そこを数分通るだけで、気づかないうちに溜め込んでいた何かが洗い流されるような感じがするのです。 不思議と帰り道には何も感じないのだけれども・・・
それは、なんなんだろうなぁ~? といつも考えていたのです。 だって、他のところではあまり感じないから・・・
しかし、そうなのです!
雷雨の直前、その場所は いつものゆったりと呼吸するような迎え入れる感じがまったく感じられなかったのです。 息を潜めて 今からやってくる何かに構えているような感じがあるのです。 池も木々も呼吸を止めているかのように。。。 数日後、その場所を通ると、深呼吸をしているような いつもと変わらないゆったりとした時間が流れていました。
「あぁ 生きているんだなぁ。」なぜかそれが嬉しくて、愛おしくて より一層その場所が好きになりました。
上の写真は、8日の日の富士山の上空の雲。
この日は、プリンス・ヒロも初登頂されたそうですね。 下から見上げた富士山は本当に生き生きと若返ったように見えました。