イシスの息吹

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光の手

初めて「光の手」

を読んだのはもう随分前になる。

「この世界は何なのだろう?本当なのかな?」

と思っていたものが、

ヒーリングを学んで、2次元だった「光の手」が立体的に浮かび上がり、3次元を超えた世界へ。

ガイドの存在であり、光の色合いや質感、肉体を降りていく感覚。

自分の肉体を鍛えること、心理療法に通い自分を知る事、自分の波動を変化させるべく様々なエネルギーを感知していくこと。

運動、瞑想、心理療法

これが私の3点セットだった。

早朝に起きてレポートを書き、運動して瞑想して、という生活。

朝から晩までヒーリングのことばかり考えていた。

自分で意識する以前からガイドが手を貸してくれていたが、当初、物質主義にどっぷり漬かっていた私は、自分の感じるものを「気のせい。」だと思い、師からのフィードバックだけが「見えない世界。」を「真実」とする唯一の指針だった。

その頃の私は、「外からの評価」が非常に重要で、

自分が周りからどう見えるか、どう評価されるかが一番大切で、

「自らを信じる」事が一番難しい事だった。

あれからどのくらい経ったのだろう。

最近,

光の手、でも、ガイドでもない世界が私を取り巻いている感覚に包まれている事が多くなった。

自分を手放した時に訪れる。

それは、私が自分のオーラ(自分のエネルギーフィールド)と認識するような範囲でもなく。

山本ユキという存在が主体から客体に移行する感じなのだが、

私を取り巻く世界の方が、私と言う存在よりも色濃くここにあり、

しっくりと実感できる。

「私」はその取り巻く世界の中に存在し、様々な痛みを持ちながらもその大きなものに包まれ、粒子のように変化して一体になる感覚。

取り巻く世界から見ると、すべては言いあらわしようもなく愛おしく、

これ以上ハートが開く事があるのかどうか解らないくらい開かれていく。

私の得意な事は、数学でも英語でも音楽でもなくエネルギーを感じ取ることなのだが、

それが私が向かいたい先を見つけるために非常に大切なツールになっている。

良い道具を選んで生まれてきたなぁ。

と思う今日この頃なのだ。

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