初登校
最近の楽しみは、長女の大学の授業を iTunes U で見ること。
夢中で見ていたら長女が
「授業に出たら?」
と言うので、遠いから一度も行ったことのなかった大学へ初登校。
「お母様にお勧め。」
と推奨された金子先生のソーシャルイノベーションの授業。
今日は、遠隔医療についての講義。
医者のいない地域に遠隔医療のシステムを持ち込み、
東京の医師がネットを通じて相談にのる。
情報技術では埋められないところをコメディカルと呼ばれる看護師などがフォローする。
このシステムを取り入れた地域では肉体的なデータにもその成果が現れているし、
お年寄りの心の部分にも変化が現れている。
あっと言う間に時間が過ぎてしまうほど「今」を感じられる授業だったけれども、
「カバラの根底にある
『アンテロス』
の原理も絡めて教えてくれるともっと面白いのではないかと思うんだけど、質問とか意見とか言っていいの?」
と聞くと「絶対に止めて。」と言うから黙って帰ってきた。
対立する2者にパスが作られシェアをする。
両者の間に変容が起こり、社会を変えてゆく。
この学部の素晴らしいところは自分たちが「今」をかえていくことが出来る、
という事を指導する側が実践している所。
ここから社会が変わっていく手ごたえが得られるところ。
机上の空論の授業ではないところだ。
こんな授業を受けている若者たちが、分かち合いながら新鮮で凝り固まらない社会を作ってくれるといいなぁ。