インドのリトリート6
しかし、昼食時には再度自我が暴れだし、
言いようのない恐怖感と痛みに気分が悪くなり、食べられない。
「このリトリートを最後まで乗り切ることができるだろうか?」と弱気になる。
だいたい、こんなに健康的な場所で健康的な食事をして瞑想をして、「良い人」になったらどうしよう?
と心配する。
4th
昼休みの気分の悪さから抜けきらないままに座っていると、
まずやさしいエネルギーがハートに流れ込んでくる。
下垂体のあたりに強い刺激を感じ、暫くすると、
2つ前の前世だという明の時代の中医師が出てきて私の過去の説明を始める。
明王朝、皇帝専属の医院の話など、世界史の授業のようだ。
ただ、脈診を取るだけにいる人や舌の具合を見るだけにいる人、皇帝を取り巻く人々。
でも、信頼って難しい。
どんなに地位があろうとも、お金があろうとも、人を従わせても、真の信頼をもつことは自分を信じるしかない事を傾聴する。
1800年代のロシア帝国時代の宮廷と薔薇十字軍とおかかえ魔術師の話も面白い。
見えない力と権力。
いつの時代でもこれは大きなテーマ。
さらに遡り、エジプトでも何回か巫女や神官であり、
今の人生でもなじみ深いエネルギーや手法を懐かしむ。
この辺りから神とのつながりをテーマに転生を繰り返した。
しかし、生活のために能力を使ったり、生きるための術であることが多く、
自由な環境にはなかった。
今生では、生活のためでも限られた環境でもなく、やっと自由に神との探求に向き合うことができるようになった。
3~4000年いやそれ以上待ったのだから、そろそろ委ねなさい。
と言われ、「ふーん」と思いつつ、半分は本当ですか? と思う。
5th
前の瞑想のことをつらつらと考え、集中できず。
6th
集中していないと、実際の彼がすーっとやってきてエネルギー調整される。
バレていたか、やるな。
と思う。
まだまだ3,4千年の重みがわかっていない。
とにかく、これだ!
と掴めた感があると、次には「駄目だ。」とか「身体がいたい。」とか「本当か?」などと自我が顔を出し綱引き状態の時だった。