インドのリトリート8
巧妙なエゴは、それでもまだ私を引き戻そうとする。
ルームメイトの女性が具合が悪そうにしているのに、部屋を出てきてしまった罪悪感に瞑想の間中ずーっと苛まれる。
私の位置からは、彼女の位置を確認することができず、
「部屋に戻ってみようかしら?」などと落ち着かない。
「瞑想をするより、具合が悪い人のサポートをするほうが大切じゃない?」
しかし、瞑想が終わってみると、彼女はしっかりと瞑想に入っていた。
正義感まで持ち出してくる自我の巧妙さ
凄いなぁ。
パズルが合うように波動がゆるぎなくはまる時、深いところまで入っていかれる。
大地を踏みして歩いていると、得も言われぬ調和の中に存在して
歩くことすらいちいち感動する。
ハートの中は繊細で羽毛のようでありながら、
傷を負っても、そこには分離はない。
ビーズとか、スライムとか、粒子とか、羽毛とか、分けても戻ってしまうような、
分離したようでいても、温かく周りから包み込まれて元に戻る。
やわらかく子宮のなかにいるよう。
もうひとつ奥にある私のハートだ。
このころからメモを書きとめる事もあやしくなり、
ちょっと判読不明。