インドのリトリート10
個人面談。
10年来の思いがあるので、
ウキウキしながら「写真撮っちゃおうかしら?」
等と陽気に部屋に入ると、
そんな雰囲気ではない・・・
まず、目を合わせはいけない日々だったので、
彼とも目をあわせてよいものかどうなのか?
しかし、正面に座るように促され、
まっすぐ彼を見るのだが、
まぶしくてどこに視線をやったらよいのかわからない。
「ま、まぶしい!後光とは後ろにあるものではなく、頭を取り巻くものなのね~。」
と感心していると、
「ステートオブプレゼンスはどうなっている?」と鋭く指摘され、忘れていたことに気づく。
この道は、
「真剣な魂の選択。」なのだ。
この選択を東京に帰ってからも続けることができるか?
その時間を取ることはできるのか?
とお説教され、とても「写真を!」とは言えない・・・
ステートオブプレゼンスの結晶化をして出直してこい! by anadi
(くらい浮かれて行った私には聞こえた。)
エネルギーワークをしてもらって、部屋を出る。
しかし、私は負けず嫌いなので、恐ろしいほどの集中力でその瞬間からステートオブプレゼンスの結晶化に取り組む。
その日は一睡もせずステートオブプレゼンスの結晶化をし、朝を迎えた。
翌日も、ずっとずっとステートオブプレゼンスの結晶化を休むことなく、クラクラしても続けた。
一日眠さも感じないほどに取り組む。
(私は、卵巣呼吸も一時も休まず続け、体重を増減させた前歴がある。)
昼食後、歩いていると向こうからニコニコしたおじさんが私を覗き込んでくるので、
「ッチ!目を合わせてはいけないのよ!」と下を向いて避けようとすると、
またしつこく覗き込んでくるので、誰かと思うと彼だった。
「ステートオブプレゼンスにいる?」というので、
「モチロン!!!」と言うと、フムフムと確かめて去って行った。
二日目になると、結晶化の意味がわかってくる。
ゆるぎなくそこに居続けることができる。
自我の台頭ももはや風前の灯となる。
身体の痛みすらなくなる。
ここはしっかりとぬかりなくやる! ということは大きなポイントかも。