インドのリトリート11
ふと河の流れに耳を傾けながらお昼を食べていると、
「私は彼になれるわけでもない。」
事をふと思う。
私は、私であり、
誰の質にもなれない。
自分自身の質を通っていかなければ、
そこには辿り着けない。
私の内には私しかない私があり、
その中に神聖へと続く扉がある。
それは他の人を真似て辿り着くものではなく、
自分が自分に許して初めて辿り着けるような気がする。
誰かの許可が必要なのではなく、自分が許し委ねること。
そして、その向こう側は永遠に広がるすべてが一体となる「それ」なんだなぁ。
としみじみとニンジンを齧る。
(いろいろなおいしいお料理が出たけれど、一番おいしかったのがお庭で採れたにんじん。これにレモンを絞って齧るとフルーツのように甘くておいしい。今でもあの味を思い出してニンジンを探し回っているけれども、あの味わいはないなぁ。)
帰ってから友人にこのことを伝えたところ、
「本物だね。
本物のグルは、自分に追従させるのではなく「あなたの中にあるグル。」に気付かせることができる人だ。」
とのコメント。
それを、エネルギーで伝えることができるのは素敵。