光の柱 3
さらに風雨が激しくなってきました。
途中、すれ違ったおじさまも、
(何故だかお一人で歩いているおじさま多し!)
「もうすぐだけれど、山に登って、こんなに風が強い山頂は初めてだよ。」
と、仰っているほど。
ほどなく、冷静なミカミカが、
「何あれ?」
と声を上げるほど、
霧に包まれた不思議な岩がありました。
こんな岩です。
濃霧の中に聳り立っています。
『そこへ。』
と、上から言われて、
「ちょっと、あそこまで行ってくる。」
と、よじ上ります。
丁度すっぽりと身体が入れるようなくぼみがあり、
そこに身体を預けます。
途端に凄い突風。
超、大冒険です。
下にいる姪っ子、吹き飛ばされて転んでしまうほどで、
ミカミカと踞って待っています。
ここで、「上からのテスト」があり、OKが出ると、
風もやや小康状態になり、
我に返ると、ちょっと怖い〜。
「足を踏み外したら濃霧の中だなぁ。」
と、様子を見ながら岩を降ります。