九度山・高野山
歴史好きな甥と関西を旅してきました。
2日目の九度山の真田庵では、
たまたまお出でになった尼僧さまが、
ちらっと甥を見て、何か感じたらしく、出てきて下さり、
表には出ていないような真田話をお話しくださりました。
全ての話が腑に落ちるらしく、受け答えする甥は「コナン」
のようです。(漫画のね。)
鄙びて趣き深い真田庵ですが、
真田ものを演じられる時等は、こちらの方に時代考証や質問が来るとか、
真田ファンの甥にはたまらない情報源で、目がキラキラです。
真田親子と密教との関わり等話して頂きました。
そして、
「あなたは将来、平成の真田を本にしなさい。」
と言われ、ご満悦な様子。
「真田十勇士を信じていた幼稚な時代もあったけどね。」
と、遠くを見つめる10歳。
とにかく、この尼僧さま。
出ていらした途端に、
私と甥の行動・正確をばしっと正確に言い当てられ、
甥には、
「おばさん(私ですか?)を扱うにはこうするのが良いの。」
等と、アドバイス。
何者なのでしょうか尼僧さま?
「それでは。」という事で、高野山を廻ります。
高野山は「雪」。
寒くて、観光客の姿もあまりありません。
この橋を渡ると、神域です。
雪のせいか、より一層静けさが増します。
空海さまの御廟の前で暫く手を合わせていた甥に、
「何か、お言葉はあった?」
と、聞くと、
「あった。」
と、神妙です。(どうやらお小言だったらしい。)
高野山では、歴史に名を残すの中の人たちの名が其処ここに存在し、
歴史好きの甥には、「机上での物語。」
が、現実味を帯びてきたのだろうし、
高野山という独特なエネルギーのなかで、
彼の中の何かが、
また少しシフトしたように感じました。