イシスの息吹

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ヒマラヤ 宝珠を納める旅 7

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ジョムソンの通りには、こうして野菜が並びます。
しかし、この辺りで穫れるものばかりではないので、
物価は高いそうです。
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上の方に行くため、
イミグレーションチェックポストで、
入場手続きをします。
 
村人が生活する場を通り抜けていきますが、
「この辺りは、貧しい人が生活している所です。
子ども達の目を見ていると、
涙が出るよ。」
と、ビルさんは行き交う子どもには必ず声をかけています。
 
暫く歩くと、
ムクティナートに行く為のジープスタンド(?)があります。
数年前までは、ムクティナートに行くには、
2泊3日のトレッキングしか手段がなかったそうですが、
いまは、往復5時間の超シェイキング・ドライブで済みます。
車の手配が出来るまで、
「お茶を飲みましょう。」
と、横にある商店でネパールティをいただきます。
「ラーメンも食べるでしょう。」
と、ビルさん。
「あぁ、私はラーメンを一人分食べられないので・・・」
と言い終わる前に注文してくださり、
ラーメンが出来上がるまで、
お店の外で愛らしい女の子が遊んでいる姿を眺めます。
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この子は、少し前まで赤ちゃんをおんぶしていたのに、
どこに置いて来たのでしょう??
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ラーメンは、カフェオレカップくらいの大きさの器に入っていて、
なんと、スプーンでいただきます。
美味しかったです。
 
さて、「車が来ました。」
と言う事で、
外に出ると、
「さぁ、どうぞ。」
と、言われる車の屋根から羊が。。
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大暴れです。
 
乗り込んだ途端に、
前後左右もれなく20㎝くらいずつ
身体がゴムまりのように弾みますが、
これが、いつまで続くのかしら?
と、甘い考えを持っておりましたが、
やむ事はなく、
むしろ、さらに激しいシェイク状態が待っています。
 
しばらく続く幅広の川とその川を取り囲む、
ヒマラヤ形成の後を残す岩肌。
まるで、今でも動いているように美しい文様です。
 
ここでは、アンモナイトも見つかるそうです。
 
その川の中もジャブジャブ入れば、
「こんなに端を走らないで・・」
と、願うような所までもの凄い勢いで、
車は進みます。
そして、運転するの青年好みの音楽が
それに負けないくらい大音量でかかっています。
数回、秘密で音量を下げてもらいましたが、
すぐ、更に大きな音量になります・・・
 
しかし、景色の美しさは類を見ないものでした。
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途中、いくつかの集落を通り過ぎます。
今までに見た事の無いような。
スケールの大きな自然の景色が続きます。
 
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シェイキングドライブと大音量の音楽とこの景色と、
エネルギー。
どれが作用したのか分かりませんが、
変性意識状態に入ってしまいます。