ヒマラヤ 宝珠を納める旅 40
ホテルの全容は、
分かるはずもなく、
案内される建物に向います。
しばらくして、ビルさんも無事到着。
泊まり客は、ここでも私だけ。
広いレストランにロウソクが一本。
とにかくこの辺り一帯真っ暗だから、
何も見えません。
ロウソクの明かりだけの異国料理は、
とてもロマンティックです。
怖々食べた水牛のバターは
夢のように円やかで美味しく、
疲れも吹き飛びます。
しかし、私しか泊まらないのに、
真っ暗だから定かではありませんが、
何人も従業員の方が給仕してくださいます。
食事が終わると、
別棟にあるお風呂に案内されます。
とってもステキなお風呂ですが、
ここも、ロウソク。
恐がりの人は来られないところです!
真っ暗なんです とにかく!
「終わったら、懐中電灯でおじいさんに合図してください、
コテージまで案内します。」
との事。
『いや、暗がりからおじいさんが出てくる方が怖いから。。。』
と、思うも、
早々にお風呂を済ませ、
ありがたく、合図させて頂き、
これまた、真っ暗なコテージに。
ロウソク一本の灯りで、
ギーッと音がする重い木の扉を開けて入る
コテージはスリル満点!
ロウソクをつけて寝ると危ないから、
ロウソクさえけしてみると、
本当に何も見えません。