蒸留 3 ハス
嬉しいことに
蒸留の毎日でございます。
そして、
待ちに待った蓮が到着しました。
箱の中から、
高貴なお姫様たちがお出ましです。
部屋の中は、彼女たちがお出ましになった途端に、
別世界。
崇高なエネルギーに満たされます。
しかし、
数時間後、
自ら吸水なさらないお姫様は、
「どうにかして。」
と、ご機嫌斜めに。
え〜!
どうしましょう?
茎を見ると、
レンコンのよう穴が開いて空洞です。
小さな動物の赤ちゃんにミルクをあげるように、
お姫様たちに注射器で水をあげます。
穴は沢山あるし、
次々に
「私にも水!」
と、要求されるので、大忙しです。
やっと一段落すると、
「顔にも水!」
そうですね、お肌の老化は乾燥からですものね。
と、霧吹きでシュッシュッと保湿。
どうにか、落ち着かれました。
一日中お世話に明け暮れ、
最後の保湿も念入りにして休みます。
翌朝、4時過ぎにご機嫌を伺いに行くと、
すでにお目覚めのお姫さま方が。
その高貴な美しさは、
例える言葉が見つかりません。
私たち家族だけで味わうのは本当に申し訳ないくらいです。
こんな間近で、
こんなに沢山の大輪の蓮の花を見るのは初めてなので、
ただただ、その横に佇んで過ごしました。
蓮のエネルギーは、
無条件に上の世界に繋がっていきます。
その上に繋がる力強さは、
そのエネルギー圏内から外れると、
寂しくなってしまうくらい強いものです。
このエネルギーをお伝えできるような蒸留ができればよいのですが。
今日も試行錯誤しながら頑張ってみます。