ヒマラヤ 水晶が導く旅
みなさま、ごきげんよう。
今回のヒマラヤの日々があまりに満ち足りたもので、
いったい、どこからお話ししたら良いものか思い倦ねてしまいます。
いまこの時点から時間軸を遡らせる事が、
もう一度、追体験のトンネルの中に入り込んでいくような、
濃密な時間だからです。
今回、ボン教医ニマさんの元に蒸留器を届け、
ヒマラヤでの蒸留作業をする。
という大きなミッションもあります。
何回も打ち合わせをして、足を運び、
ヒマラヤ用に選択した蒸留器を成田空港で受け取り、
クラスのメンバー4人と一緒に出発したのは、
もう半月以上前のことです。
朝、家を出たのが早朝6時半、香港で乗り継ぎ、
カトマンズでビルさんと再会。
プージャに使うお花をかけて頂き、
ホテルに着いたのは、20時間後。
みな、すぐにベッドに滑り込みました。
翌朝は、すぐにポカラ。
30分ほどの飛行ですが、窓の外にはヒマラヤ山脈が広がり、
久しぶりに会うその姿に
「あぁ、帰ってきたんだ。」
と、全身の細胞が解けていくのが分かります。
ポカラの空港では、
目の前にアンナプルナ連峰、マチャプチャレが美しく聳え、
その姿に圧倒されながら、ジープに乗り込み、
次の場、ジョムソンに向います。
最初の1時間は、舗装道路ですが、
その後は、シェイキングドライブ。
しかも、つい先日のサイクロンの影響でしょうか、
前回よりも水量が多く、
「ここは、道ですか?」
というような川や滝の中を走り抜けます。
非日常の体験は、ほんの少し残っていた私たちの日常モードをキレイさっぱりクリアにしてくれるようです。
途中のお昼ご飯は、勿論ダルバート。
どれだけ、この味を待ち望んだ事でしょう。