イシスの息吹

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ヒマラヤまんまる人間開示の巻 7

     
 
 
 
今回も宿泊客は他になく、
 
いつもの角のお部屋に入ります。
 
大好きなダウラギリや洞窟がベッドに横になって見られます。
 
大好きな朝の空間。
 
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星がだんだんと姿を消して、
 
明るくなり始めると、
 
遠くにうっすらと洞窟の滝が見え始めます。
 
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そしてたくさんの山の中から、
 
朝日がダウラギリの存在を教えてくれます。
 
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それが神の住む山だという事は、
 
この朝の数分だけ明かされます。
 
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漆黒の闇から村も浮かび上がり、
 
人間の生活が始まります。
 
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今日も至福の中で一日が始まります。 
 
朝食の時にArjunさんが、
 
「今日は、きれいな湖に連れて行きたいんだけど?」
 
とお誘いくださるので、
 
蒸留の合間に連れて行っていただく事にします。
 
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朝食後マノチさんのお家に向かいます。
 
「これはとても役に立つ薬草だよ」
 
と、ママさんが用意してくれたのはこの村で古くから伝わる薬草2種。
 
右上のかごを頭から下げて取ってきてくださいました。
 
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スゴい行動力です。
 
こちらの方々の1チャクラの完成度はもの凄いです。
 
マノチさんのお家の蒸留ではママさんが大活躍です。
 
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家の裏を覗くと、しっかりとお仕事してくれる女性がいます。 
 
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彼女は言葉を話す事が不自由なのですが、
 
植物を友達のようなエネルギーで扱い、
 
凍りそうに冷たい水でビショビショになりながら、
 
何時間も土を落とす作業をしてくれます。
 
「一緒にやらせて」
 
と言うと、
 
「こうやってやるのよ」
 
と、やり方を教えてくれます。
 
 
 
彼女は、「自己主張」のエネルギーが全くなく、
 
植物やこの地のエネルギーを「自分」という存在で、
 
変化させる事のない透明感があります。
 
アレックス・グレイの描くエネルギー体です。
 
水の音だけが響く空間で、
 
彼女との時間は本当に心地よいものでした。
 
 
 
それは、知らず知らず強いられてきた
 
『気配を消す』
 
という生き方なのかもしれません。
 
 
 
こうした村でもカースト制は存在します。