ヒマラヤまんまる人間開示の巻 14
出発から12時間半。
ローマンタンに到着しました。
既に真っ暗。。。
ダワドルマの宿に向かいます。
が、
もういないとの事。
しかも、部屋のトイレの配管はまだ修理していないそうなので、
(前回の旅行)
迷わず違う宿に泊まる事にします。
前回よりも寒さは和らぎ、
早々に眠りにつきますが、
夜半過ぎから、また吐き気と腹痛。
もらってきた酵母液を飲みつつ休みますが、
頭痛も加わりぐったりです。
直前のインフルエンザで体力を消耗したのでしょうか[E:weep]
早朝ダワドルマのお家を探しに行く予定でしたが、
起き上がれず、ぐったり休んでいると、
トントンとドアをノックする音。
パパさんがおしゃれして立っています。
これからしばらく出かけなければならないとの事。
パパさんとタカルポに乗れないのは残念だけれど、
会えてよかった!
また暫くすると、
今度はダワドルマが!
「去年寒かったから、暖かい洋服を持ってきたの」
と、お土産を渡すと、
「今晩夕食をご馳走するからうちに来て」
と招待されます。
夕方迎えに来てくれるそうなので、
またまた眠り続けます。
3時過ぎになぜだか、潮が引くようにスーッと良くなったので、
村?王国?に繰り出します。
地震で趣あるチョルテンなくなってしまいました。
前回見逃していたメディスンスクール。
今はお休み期間で、中を修復中でした。
歩いていると、
「あっ!こないだ来たね?」
と、よく声をかけられます。
このお店のご主人にも、
「あっ!覚えているよ」
ニコニコと挨拶されると、ついついお店に入ってしまいます。
美しいタンカを書いているご夫婦のお店。
彼はゴンパの壁画を修復する仕事もしているそうです。
「もうウチの壁いっぱいだから大きなものはかけられない」
というと、
小さなものをたくさん見せてくれるので、
買うつもりがなかったのだけれど、
申し訳なくて1枚選びます。
ホワイトターラの美しいタンカ。
本当は洞窟でグリーンターラにお世話になったから
グリーンターラにしようと思ったのだけれど、
口数少ないご主人から
「あなたにはこちらが良い」
と、ホワイトターラを勧められ、
こちらに。
7つの目を持つホワイトターラは、
まさにヒーリングの女神。
額、両掌、両足裏そして目の7つです。
ヒーリングでもこの7つを駆使しますよね。
この写真では見えにくいかもしれませんが、
金箔を使っています。
他の顔料も、
こちらの美しいもの。
そして、ご主人の謙虚なお人柄に心打たれます。
アーティストがお店を出して自分で商売するご苦労が感じられます・・・
でも、その不器用な感じがとても良い。
「また、来るね!」
と言いたくなるお人柄です。
お隣のお店にお茶を飲みに入ると、
手が空くと拭き掃除をする綺麗好きな女主人が覚えていてくれます。
学生時代運動部で活躍していそうな筋肉質な風貌は、
「先輩!」
とついつい言いたくなります。
それにしても、こんなに覚えてくれている人たちばかりなんて、
地震以来本当に人が来なかったのでしょうね。